IBM量子コンピュータ Qiskit で Hello World Kim 2024年5月29日 2024年5月30日量子コンピュータ, Qiskit 量子コンピュータ, Qiskit 0 タイトルの通り。こちらを参考にした。 IBM(International Business Machines Corporation)が提供しているQiskitという量子コンピュータを扱うためのライブラリや環境構築について。 まずは環境をvenvで用意してやる。 ここで私はmacのターミナルにfis… Continue reading
「ゲノム丸ごと」生成できるAI(基盤モデル) Evo Kim 2024年5月28日 2024年11月18日ゲノム解析, 生物, バイオインフォマティクス 基盤モデル, ゲノム解析, ゲノム, ゲノミクス 1 2024年11月16日 追記: 本論文は Science に掲載されました。OAではなく筆者は読めないので、最新の内容を知りたい方は本文を参照してください。また、本記事はメジャーリビジョンの前のbioRxivのv3に基づいて執筆しています。最近公開されたv4では図が新しくなっているので、もしアクセス… Continue reading
生命科学における量子計算アプローチ Kim 2024年4月18日 2024年7月12日ゲノム解析, 量子コンピュータ, 量子計算, バイオインフォマティクス 量子力学, 量子コンピュータ, バイオインフォマティクス 0 今回は量子コンピュータが生命科学にどういう形でアプローチできるのか、最近(2022年)のレビューを通じて紹介したい。量子コンピュータに限らず、現在の動向を色々と抑えて書き留めたいと思う。 最近の計算生命科学(バイオインフォ)の動向 最近のバイオインフォマティクスの分野の発展は著しい。特にタンパク質の… Continue reading
DNAの突然変異と量子効果について Kim 2024年4月13日 2024年4月13日分子進化(理論), 生物 進化生物学, 量子力学 0 我が地球上の生命の進化の原動力はDNAの点突然変異によるものである。ではその突然変異はどのようにして引き起こされるのだろうか? 高校や学部生の教科書的には「DNA複製時に極めて低い確率で起こる」と書かれているが、直接的な要因について触れているものはない。 DNAの二重らせん構造を発見・提唱したワトソ… Continue reading
RNA velocity について Kim 2024年4月12日 2024年4月12日RNA-seq, バイオインフォマティクス RNA-seq, scRNA-seq 0 今回は RNA velocity (直訳するとRNA速度だが、適切な語訳ではないため、RNA velocityとして記述する)について説明する。 RNA velocity の基礎知識 RNA velocity は2018年に La Manno らが発表・提唱したもので、(一般に)scRNA-seq … Continue reading
基礎生物系博士課程の感想〜課題と今後の展望〜 Kim 2024年3月16日 2024年12月7日思ったこと, 日記 0 基礎生物系の博士課程を今年ようやく終える。本RTAのレギュレーションは でした。完走した感想ですが(激寒)色々と失ったものも多いのでぼやきとして書き残しておきます。短縮する余地は大いにあって、まず今年が閏年だったので一日ロスしているのと、早期卒業制度があるのでもっと早く馬車馬のように働いて成果出して… Continue reading
「最も古い」現生動物は何か?― カイメンとクシクラゲ論争 Kim 2024年2月18日 2024年2月18日分子進化(理論), 生物 進化生物学, 系統樹, ゲノム, 進化学 0 色々と系統樹について勉強していく人はきっと「最も系統樹を遡っていった先にある生物はなんだろう?」と考えるだろう。生物全般についていえば、これはLUCA (The last universal common ancestor)と呼ばれる(仮説上の)生物にあたる。 すべての生物の共通祖先でなくとも、… Continue reading
ScipyでDunnettの検定をする Kim 2024年1月29日 2024年10月24日IT, Python, バイオインフォマティクス, Python Python 0 Scipyの最新バージョン(1.12.0)ではDunnettの検定が実装されている。Dunnett検定については別途調べてほしいが、多重検定のひとつだ。コントロールとなる群といくつかの実験群を比較し、検定する。 Scipyを使えば簡単にできる。以下は公式ドキュメントのサンプルの簡単な翻訳。 この… Continue reading
Protein blast における ‘Positives’ はどんな意味か? Kim 2023年12月30日 2023年12月30日バイオインフォマティクス バイオインフォマティクス, NCBI, アライメント, BLAST 0 tblastn、blastp をして結果を眺めて整理していたとき、あまり気にしていなかったが “Positives” というスコアがあることに気づいた。 そのとなりにある “Identities” はアライメントされたアミノ酸残基の完全一致率、数を示し… Continue reading
The bichir handbook について Kim 2023年11月15日 2023年12月8日生物, 魚の陸上進化 ポリプテルス 0 2020年に海外で “The bichir handbook” というポリプテルスの書籍が出版された。 日本でも少し話題になり、個人輸入した人がメルカリに出品するなど、ちらほら入手している人もいるようだった。 私も海外から取り寄せた(冊数が足りなかった上に遅かったりだいぶ苦労… Continue reading