生物系博士課程の就活について簡潔に(IT・製薬・アカデミア)

後輩に頼まれたので軽く私の経験も交えつつ、博士課程の就活についてまとめておく。 IT系 とりあえず自分がITに向いているかどうか、実際にプログラミング経験を積んでおくと良いと思う。簡単なアプリケーションを作ったり、AWSやGCP、Azureに触れたりして自分たちが普段触れている技術の裏側への理解を少…

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学振とJST次世代等の助成金の確定申告

毎年この季節になると確定申告でざわつくが、学振と今年度から始まった次世代研究者挑戦的研究プログラム(JST次世代)とでは確定申告や税に関する申告が異なるので要注意。 簡単に書き留めておく。 学振(日本学術振興会特別研究員DC1/2, PD) 雇用関係はないものの、しっかりと源泉徴収されている。給与所…

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新しい博士課程支援制度の詳細

2021/06/11追記:次世代研究者挑戦的研究プログラムについて 学振DCの募集要項も出たことで、博士課程進学界隈は盛り上がっているようだが、新しい博士課程支援制度についても話が着々と進んでいる。 今回はその新しく公開された情報をもとに要点をまとめたい。 新しい博士課程支援制度はいつからか? 令和…

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学振DC、2022年度版でフォーマット大幅変更! – 変更点と対策

2022/02/03 追記: 2023年度版も22年度から変更されていない。 本日2021年2月12日、日本学術振興会特別研究員DCの募集要項が出た。いわゆる「DC1」「DC2」の申請書の形式(フォーマット)が大幅に変更されている。 DC1に出す今年はじめての修士1年の学生は知らないと思うが、実は昨…

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bioRxivに投稿する方法・注意点

かねてより執筆していた論文がプレプリントサーバ「bioRxiv」で公開され、学振DC1の申請書も提出し、ようやく一息ついて記事の更新ができることとなった。 さて今回はそのbioRxivに論文を投稿したという話を少ししようかと。 2020/09/22 追記: SHERPA/RoMEO のサイトが大幅に…

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Springer Nature が無料公開中 – バイオインフォ・進化生物学の教科書厳選3冊!

かのぼったくり出版社がこのご時世を鑑みて一部の教科書を無料公開している。 すべての本の目録についてはここからダウンロードできる バイオインフォ・進化生物学の教科書3選! バイオインフォ・進化生物学の教科書厳選3選! とかいいながら実際には3冊しか無いのでそれだけしか紹介できないのである。 それはとも…

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卒論・修論作成に必須! Mendeley を使った参考文献リストの作り方

卒論・修論の季節真っ盛り。学術誌に投稿するような論文のみならず、卒論・修論・博論のような学位論文にも文献管理は必須となってくる。引用文献の無い論文は学術論文ではないし、引用文献が少ない論文は本当に先行研究を当たったのか怪しく思われる。 引用文献・参考文献というものをわざわざ作って論文の末尾にそれを附…

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他大学(外部)から東工大大学院に合格して ~面接と合格発表~

2018/09/29 初稿 2020/10/11 ページレイアウト変更、情勢の変化に伴い加筆修正 前回の続き。 面接前日は水族館を見たりしてからホテルへ。町田でホテルを取ったが、町田は正直バスがすごくわかりにくいので時間に余裕を持って出たほうが良い。 もし東工大(すずかけ台)行きのバスがどこかわから…

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他大学(外部)から東工大大学院に合格して ~勉強法と参考書~

前回の続き。 傾向の変化への対策 曰くB日程は「筆記でほぼ全てが決まる」ということらしいので、勉強する他無い。勉強するに当たってまず「敵を知る」ことが重要となる。敵とはこの場合東工大の院試だ。その院試の過去問を解いていくことによって傾向が掴め、やるべき勉強が見えてくる。 過去問はここからダウンロード…

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他大学(外部)から東工大大学院に合格して ~出願や配点~

2020/10/11 ページレイアウト変更、時代の変化に伴い加筆修正 自己紹介 他大学から東工大の大学院に入ったという記事が他に少なく、なおかつ生命理工学系のものはなかったと記憶している。そのため、同じように外部から受験する学生に向けて私が知っている限りの情報を書き留めておこうと思う。 学部時代は関…

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