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他大学(外部)から東工大大学院に合格して ~勉強法と参考書~

 主に参考書は”広く若干深く”の書籍を数冊読むことにした。
 いわゆる生命系大学院の院試鉄板「Essential 細胞生物学」や「THE CELL」などは内容が細かすぎて全部読むのは時間の無駄なので一切手を付けていない。
 そもそもその2冊は細胞生物学に絞っただけのものなのでそれだけやってれば、それさえ丸暗記すれば合格~なんていうはずがない。というか実際そういう感じの内容の試験だった。
 有名で良書ではあると思うが、東工大の院試には必要ない。細胞生物学を専門とする学生が読むべき本である。
 ちなみに遺伝学を専攻する人は
 こちらの2冊がおすすめ。前者は初学者(学部前半)を対象としているが、やや難しいと感じる。ただ分子遺伝学をやる人間にとっては必ず知っておいてほしい内容であると感じる。後者は手元に置いておいて暇な時にペラペラ眺める程度かなと。
 話が逸れたが、こういった分厚い参考書を読み込んでやった気になるのはおすすめしない。
 あくまで院試に合格することが目的であるので。
 東工大の過去問を解いていくうちにそういった本よりももっと広くある程度深い内容が網羅されていたものが良いと感じた。
 以下にその書籍を3つ紹介する。
1冊目
 「基礎から学ぶ生物学・細胞生物学 第3版」
 これは細胞生物学を大体網羅してある。特にこの本では免疫系についてちゃんと書かれているのでそこで免疫系を抑えた(たまに出題される)。
 他にも細胞分裂や代謝なども触れられているのでパラパラとめくりながら要点を確認していくと良い。
2冊目
 「基礎から学ぶ遺伝子工学 第2版」
 これはかなりの良書。遺伝子に関す事柄の基礎部分からきちっと抑えてよく実験において使われる技術や手法を網羅してある。よく東工大の院試では実験の手法についての出題がなされていたが、例えばHisタグなどの基本的な事柄を抑えておかないと解けない。
 分子生物学をやるようなラボ……というかもう今はどこもCasを使った分子遺伝学的手法を取るところが多いと思うので、きちんとこれからでも抑えておく必要がある。院試に通るためと言っても、進学先でまたあれこれ1から学ぶのと既に知っているのとではワケが違うから。
3冊目
 「はじめの一歩の生化学・分子生物学 第3版 」
 ほとんどこれに頼ったと言っても過言ではない。大体の事柄、特に1冊目の内容も少し、カバーされている。1冊目の方と迷ったらこちらをおすすめする。
 毎年の傾向として、アミノ酸や代謝あたりが出る傾向があるが、それもきちんと抑えてあるため、見返すときに楽である。
 以上3冊をうまいこと読み回して院試に合格した。
 ちょっと高いので図書館で借りて読んだが、2冊目の本はこれからも使うだろうということで購入した。
 これに加えて大学の生化学のノートをちょくちょく見直したりしていた、が、これも本に書いてあることである。
 で、当日はというと……
 新院試制度になってから3年目、知識問題は結構削られたかなという感じ。
 計算問題や実験考察が印象に強く残った。まあそれでも解けた。
……感じがした。
 ただ、私が生物のみで受験した中、周りの内部生たちは「有機化学」を選択している人が少なくないようで、「簡単だった」だの呟いており、いささか不安な気持ちを抱えながら大岡山駅へと向かった。
 周りの話を真に受けてはいけない(戒め)。
 次回は面接の話である。
 配点こそ0点ながら、重要な局面となる。