ポリプテルスの寄生虫、ポリプティの駆除薬

リフィッシュ

研究室で飼育しているポリプテルスにポリプティ(種同定は行っていないが、他の魚への寄生が見られないことから)が発生した。 ネットで調べると「リフィッシュ」が良いとのことでリフィッシュを買おうとしたが2023年現在既に廃盤となり、入手困難である。今回は運良く近所の店に最後の1つがあったが、今は手に入らな…

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【速報】ポリプテルスとアフリカハイギョのゲノム解読

ポリプテルスゲノム 2021年2月4日付で、Cell誌にポリプテルス・セネガルス、アリゲーターガー、ヘラチョウザメ、アミア・カルヴァなどのいわゆる「下位条鰭類」「古代魚」のゲノムが解読されたという論文が掲載された。 Tracing the genetic footprints of vertebra…

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魚と両生類の間 – 現在生きている魚と比較して

私は魚と両生類の間でどのような進化が起きたのかを研究しているのだが、私と同じような興味を抱いている人間は一般の人にも多く、度々「魚の手足の起源!」「両生類に似た魚!」みたいな話がニュースサイトに取り上げられるたびにTwitterなどで少し話題になったりする。 最近だとNatureに掲載された&#82…

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魚の陸上化で目が大きくなる?

今から約3億5000万年前、デボン紀の終わり頃に魚が陸上へと進出した。 魚が陸上へと進出するためには様々な準備が必要であった。例えば陸を這うための腕であったり、水の外でも呼吸できるような肺であったり、あるいはリン酸カルシウムからなる重たい鱗を捨てたりする必要があった。 現在、この魚の陸上進出がどのよ…

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全長3mの巨大ポリプテルス!?-「生きた化石」の全貌に迫る

「生きた化石」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。最近大人気の任天堂ソフト「あつまれどうぶつの森」ではやはりシーラカンスが一時期人気を博していた。 しかし、しかしだ。 生きた化石はまだこの地球上に結構残っているのだ。「あつまれどうぶつの森」の中で絞ったとしてもシーラカンス以外にも存在する。そう、「ポリ…

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手足は切っても再生する? – 四肢再生機構の起源に迫る

2020/05/28 ポリプテルスのヒレ再生機構遺伝子に関する記述を追記 イモリの四肢は切断されても再生する 高校生物などで「イモリ」の手足やしっぽを切除するとしばらくして再生する,といった記載を教科書などで見たことがないだろうか. 実際にイモリやサンショウウオの手足を切断すると再生することが,多く…

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ウナギやポリプテルスの特殊な鼻!~魚の鼻の穴は計4つ?~

今回の内容は『ポリプテルスやウナギなどの一部の魚における嗅覚器の構造』だ.具体的には鼻管および鼻腔内の水流機構について軽く触れる. 鼻管について ポリプテルスやウナギを飼っている人,もしくは水族館でウツボとかが好きなマニアックな人間なら誰しも一度は「あの鼻」がなんであるのか疑問に思ったことがあるはず…

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ポリプテルスの飼い方

ポリプテルスが今密かにアクアリストの中でブームになっています. ポリプテルスが「発見(記載)」されたのはかのナポレオンの時代 ナポレオンがエジプト遠征に行ったときにキュビエがポリプテルスを持ち帰り,新種として記載されたことが人類の文献におけるポリプテルスの最初の登場です.2019年現在でもポリプテル…

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