- 2018/09/29 初稿
- 2020/10/11 ページレイアウト変更、情勢の変化に伴い加筆修正
前回の続き。
面接前日は水族館を見たりしてからホテルへ。町田でホテルを取ったが、町田は正直バスがすごくわかりにくいので時間に余裕を持って出たほうが良い。
もし東工大(すずかけ台)行きのバスがどこかわからなかったデッキ(2階)に上がってバスの行き先案内表示板を見たほうが良い。あれは京都のバスよりクソ。
面接の仕組み
面接の流れと内容
面接は全受験生を5グループに分け、1人ずつ面接していく。
なにより重要なことが筆記の成績が良かった順番に面接が行われていくということだ。
私は1番目に呼ばれたのでつまるところそのグループ内では1番の成績だったようだが、面接内容は至ってシンプルだった。
- 受験番号
- 現在やっている研究の内容
- 院試で難しかった問題
- 併願している大学
これだけだった。併願している大学については、「もしこちら(東工大)で合格をもらったらどうするつもりか」と訊かれたので「こちらへ」とだけ答えた。ここでバカ正直に答える人はいないと思うが、念の為。
初っ端から受験番号を覚えていなかったのでテキトーな番号を言ってしまった(間違っていた)が向こうは当然わかっているので特別問題はない。恥ずかしい思いをしたくなかったら自分の受験番号くらい覚えていこうね。
一部受験生については午後も呼び出され面接が再び行われるというアナウンスがあった。つまり、この面接が何を意味して行われているかと言うと「研究室ごとの定員調整」ってことだ。
成績順に希望の研究室に振り分けていき、溢れた結果その人は別の志望の研究室まで入り切るまで落とし続ける。そして第5希望まで埋まらなかった場合、午後に呼び出して再び面接で受け入れ研究室を決めていくという方法だ。
別に人格を見て落としたりはしない。というか人格をきちんと見て落とす機能を持たせるべきだと現在私は強く思っている(これ以上は口にできないが)。
服装と持っていくもの
服装はスーツ。当時は「災害級酷暑」と言われているくらいの酷暑だったために特別措置としてクールビズスタイルが許されていた。つまりノーネクタイ、ノージャケット。
あと、グループ1つあたり20人くらいいるので最後の方になるとすごい待ち時間になる。もちろんスマホ厳禁なので、本などを持っていくことをおすすめする。受け入れ研究室を探すため(意味深)にパンフなども用意されていたが。
私はこの面接の後そのまま数日間進化学会に行く予定だったのでバカでかい荷物をガラガラ引いて面接に行った。マヌケに映っただろう。ロッカーとか見当たらないのでホテルに預ける人は預けておいたほうが良い。
合格発表
合格発表はちょうど面接から2週間後。
ラボに行って実験を再開していたが、その発表時刻あたりはパソコンに張り付いて結果を待っていた。アホらしいけど。
受かっていなかったら第1志望しか書いていないのでもう望みはない。ただ成績順という噂がどうしても理にかなったものだと信じていたため、受かる気はしていた。
結果は無事合格。
しばらくぼーっとしてると受け入れ先のボスから連絡があってとりあえず希望通りにいったようだ、という感じで4年ぶりの受験生活が終わった。
合格後はまあ普通に入学手続きなどがあったくらい。引っ越しの準備のほうが大変だった。関西(京都)から東京までで8万くらいかな。赤帽使って。
ひとまず一難去ったが、今度は博士課程進学とそれに伴う学振DC1を取るというまた一難がやってくるのだが、それはまた別の話。
おわり。