OpenPoseのJSON形式をCSVに変換する

OpenPoseという人間の骨格を推定する機械学習ライブラリがある。

Ubuntu18.10にopenposeをインストール(環境構築)
 OpenPose for Unity で人の動きを二次元に落とし込む

これによって例えばMMDで動かすためのVMDに変換するなどのソフトウエアパイプラインソフトが開発されていたりするのだが、直接そのOpenPoseの結果を解析したいということもあるだろう。

JSON形式のまま解析できる人はスルーしてほしいが、CSVで欲しいっていう人もいるのでそのために変換ソフトを開発した。

今回はOpenPoseの出力形式であるJSONをCSVに変換するだけのスクリプトを掲載しておく。

OpenPoseで出力を得るには?

OpenPoseで出力を得るには引数に –write_json [保存するディレクトリ] をつけてやるだけでいい。JSON形式のファイルがフレーム数だけ作成される。

OpenPoseのJSONをCSVに変換する

以下のような雑なコードを書いた。ここでは目的が上半身のパーツのx,yの座標がほしいというだけなのでそこだけを抽出できるようにしてある。

実行してやるとインプットを求められるので先程のJSONが入ったディレクトリのパスを与えてやるとプログラムがあるのと同じディレクトリにoutput.csvが出力される。

import json
import pandas as pd
import numpy as np
import glob
import csv

def getFileName(path):
    filelist = glob.glob(path + "/*")
    return filelist

def getSpecificData(filelist):
    for i in range(len(filelist)):
        with open(filelist[i]) as f:
            data = json.load(f)
            data = np.array(data['people'][0]['pose_keypoints_2d']).reshape(-1,3)
        df = pd.DataFrame(data, columns=['X','Y','P'], index=["Nose", "Neck", "RShoulder", "RElbow", "RWrist", "LShoulder", "LElbow", "LWrist", "MidHip", "RHip", \
            "RKnee", "RAnkle", "LHip", "LKnee", "LAnkle", "REye", "LEye", "REar", "LEar", "LBigToe", "LSmallToe", "LHeel", "RBigToe", "RSmallToe", "RHeel"])

        # 自分の必要なデータを取り出す
        writeCSV([float(df.at["RElbow", "X"]), float(df.at["RElbow", "Y"]), float(df.at["RWrist", "X"]), float(df.at["RWrist", "Y"]), float(df.at["LElbow", "X"]) \
            , float(df.at["LElbow", "Y"]), float(df.at["LWrist", "X"]), float(df.at["LWrist", "Y"])])


def writeCSV(data):
    with open('output.csv', 'a') as f:
        writer = csv.writer(f, lineterminator='\n') 
        writer.writerow(data)

def main():
    filelist = getFileName(input("JSONのディレクトリのパスを入力: "))
    with open('output.csv', 'w') as f:
        writer = csv.writer(f, lineterminator='\n') 
        # 自分の必要なデータの列の名前を用意。上のデータと同じだけの列数を揃える。
        writer.writerow(["RElbow_x","RElbow_y","RWrist_x","RWrist_y","LElbow_x","LElbow_y","LWrist_x","LWrist_y"])
    getSpecificData(filelist)

if __name__ == '__main__':
    main()

特別なことはしていないので解説は不要だろう。動作は確認しているが、OpenPoseのバージョンが変わって動かなくなる場合もあるかもしれないのでそこはご容赦願いたい。

2件のコメント

  1. ピンバック:Ubuntu18.10にopenposeをインストール(環境構築) - Kim Biology & Informatics

  2. ピンバック:OpenPose for Unity で人の動きを二次元に落とし込む - Kim Biology & Informatics

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