BioLinux(Ubuntu)の導入におけるグラボのバグ

 だいぶ苦戦したので忘備録として.
 BioLinuxの最新版(Ubuntu14.04)においてグラフィックボードを使用した際に画面が点滅,及び正常に描写されないといった現象が確認された.
 使用していたグラボはZOTAC ZT-70406-10P GeForce GTX760であった.
 Windows等では正常に描写されるのでおかしいとは思っていたが,原因はドライバにあった.
 通常,Ubuntuではグラボなどのデフォルトのドライバとしてnouveauが使用されている.それがおそらく原因であったのだろう.あれやこれやと手動でnVIDIAのサイトからドライバを落としてきたりとしたがどれもうまくいかなかったが,ダメ元で点滅するデスクトップを動かしながらGUIから追加のドライバを自動で探させて落として再起動させたらうまくいった.(「システム設定」→「ソフトウエアとアップデート」→「追加のドライバ」)
 また,BioLinuxをインストールする際に日本語でインストールを行うと最後にインストーラーがクラッシュしましたと出て必ず失敗するため,最初はEnglishでインストールを行わなければならない.おそらくデフォルトで入っているパッケージの関係だろう.
 インストール後は言語の設定から日本語に変更することが可能である.が,弊害があるかどうかまでは確かめていない.
 これにてとりあえずNGS解析の環境はデバイスの段階では完了した.
–2018年10月13日追記–
 Ubuntu18.04のインストールにおいても同じ症状が確認された.
 対処法は同じようにすればいいだけだが,この「変更の適応」を押すとダウンロードとインストールが始まる.
 これの最中に勝手にログアウトされたことがあり,それが起きた場合もうどうにも手の施しようがなくなる(具体的にはapt-get upgrade等aptが全く使えなくなる)ので再インストールした.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です