昨日、2019/02/02にまた京都巡りをしてきた。
北大路・古き良き洋食屋「はせがわ」
まずはもう数年ずっと「行きたい」と言い続けてきた北大路にある「はせがわ」という洋食屋だ。この店は近くを通りかかるたびに、弁当販売ブースのサンプルがめちゃくちゃ美味しそうで気になっていた。
ということでぼっちで突撃。土曜の11:45ということもあって外には行列ができていた。しかし、10分くらいで案内された。
迷った末、もう二度と来る機会がないだろうと思い奮発してコスパメニューの「ミックス」ではなく、ちょっとワンランク上の「セット」にした。
このセットはエビフライ、ハンバーグ、ヒレカツと欲張りセットだ。2,200円くらいした。
まずは目玉であるまるまると太ったエビフライを頬張る。
食感が正しければ、先端の方にはエビではなく、エビクリームコロッケみたいななにか別の食感があった。その後に続くエビも決して”ころも詐欺”ではなくぎっしりとエビが詰まっていた。
ハンバーグは期待に反して普通、というかソースがそのままケチャップなせいもあってイマイチ感が拭えなかった。このソースがもう少し工夫されていればハンバーグの美味しさが活きたのではと思うが、古き良き洋食屋という雰囲気に合ったテイストであることは間違いない。
ヒレカツはさっくりと揚げたてころもで肉もジューシーで美味しかった。
特別説明はなかったが、奥の器に入っている赤い液体はケチャップぽい。
ということで、満足し、店をあとにした。
二条城へ
大学の通学定期券内ということで毎日必ず通過する京都市営地下鉄東西線の「二条城前駅」。いつかいつか行こう行こうと思っていてもなかなか行く機会がないので今日は思い切ってそこで降りてみた。
二条城自体は4年前に親と一緒に外から眺めただけである。そんなことをぼんやりと思い出しながらチケット売り場へ進む。そうか、もう入学してから4年の月日が流れたのかと少し感傷的になりながら。
どうやらここは「京都市キャンパス文化パートナー」に入っていれば入場料が600円から100円になるらしい。京都市の大学はたいてい加盟していると思うので、行く際は登録をお忘れなく。券売機に並んでいたら完全に500円損していたことになる。
500円得したし、まあじゃあ、ということで今まで一度も使ったこと無い「音声ガイド」に500円課金した。一回どんなものか使ってみたかったし、どれほどの価値があるのかも知りたかった。
電源を入れ、イントロを聞く。どうやら音声再生端末は単に音声を流すだけではなく、画像も表示できるらしい。なかなかにハイテクである。
これなら普段なら見れないような遠い装飾や、概略図を見ることができる。
少し進むと東南隅櫓というものがあった。武器やらをここに保管していたらしい。他にも櫓(やぐら)があったらしいが、焼失し、ここと西南の2箇所のみだそうだ。
ここが一番写真映えするところだろう。唐門だ。
こんな具合にゴージャスな装飾が施されている。鶴だとか、長寿などにまつわる動物や植物が彫られていた。
その唐門を抜けると、二の丸御殿が見えてくる。ここ、下駄箱となっている入り口は「車寄」という。
館内は写真撮影禁止であったが、意外と広く、壁や襖に綺麗な絵が描かれており(当然レプリカ。本物は資料館で展示されているものもある)、天井までもが凝った造りになっていた。
例の「大政奉還」があった場所もここである。
二の丸御殿を出て、庭園を歩く。庭園は季節じゃないからか、正直あんまり綺麗には思わなかった。一応特別名勝に指定されているらしい。
二の丸庭園を抜けて、東橋を渡る。工事中なのか橋はシートで覆われていた。
本丸櫓門は古くから現存していたらしい。対して本丸内のほとんどの施設は焼失している。本丸御殿(ほんまるごてん)は明治26年に、桂宮御殿を移築したものだそう。いわゆる”徳川”の時代のものではない。
本丸櫓門を抜けると、シートで覆われている施設が目に入る。
本丸御殿は現在改修中のようだ。
庭園を抜け、”天守閣がかつて存在した”場所へ行く。
なんともまあ、という感じだが、見晴らしは良かった。
ここにあった天守閣は天皇が唯一登ったとされる天守閣らしく、当時はどんな風景がここから見渡せたのだろうかとしばし思いを馳せた。
後はぐるりと回って資料館(100円)で展示中の襖絵を見た。
……音声ガイドは正直、まあいらんかった。大体説明文に書いてあるので日本語、もしくは英語が読めるような人はいらないと思う。
京都文化博物館へ
その後はもう帰ろうかと思ったが、もう一つ気になるところ、「京都文化博物館」へ。Python勉強会の時に利用していた駅、地下鉄「烏丸御池駅」の近くにある博物館だ。
行く途中でこんなものを見つけた。「京都電信電話発祥の地」だそうだ。
その向かいにはおしゃれなレンガ造りの郵便局。1000円も財布になかったのでお金をおろした。
京都文化博物館の建物もレンガ造りで、非常に豪華に見える。
中に入ってみると、
こんな具合に今の視点から見ても豪華な造りである。
どうやらここは昔日銀の京都支店だったらしい。
また、今日はここでアートフェスティバルのようなものが催されており、多くの客で賑わっていた。
京都文化博物館は特に割引はなく、大学生料金。
展示自体はまあ普通の博物館といった感じで可もなく不可もなく。鉾に関する資料があったくらい。
今週もまたでかけていたが、実はまだ卒論が終わっていないのである。
なかなかにヤバイのだが、それは明日からの自分が頑張ってくれることを期待して今日も布団へと入るのであった。
おわり