【Qiskit】パウリ演算子を扱う

前回に引き続き、Qiskitの勉強を続ける。今回はパウリ演算子(パウリ行列)を扱う。 パウリ行列とは パウリ行列とは量子計算において重要な行列である。特に量子ビットの状態を操作するのに使われる。パウリ行列には以下の4つが含まれる(以下の4つをパウリ行列という)。 \[ I = \begin{pmat…

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【Qiskit】パスマネージャと量子回路最適化

今日もチュートリアルに従って進めていこうと思ったが、パスマネージャ周りで躓いたのでメモ。 まず回路を設計する。今回は昨日の記事と同じくベル状態の回路を作る。 測定はしていないので厳密には前回の記事とは異なるが、同じ状態を作り出している。 バックエンド 量子コンピュータを利用するといっても、全部を利用…

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【Qiskit】Qiskit-aer で量子回路シミュレーション – ベル状態

前回は量子コンピュータに実際にジョブを投げて実行結果を取得したが、毎回3時間も待たされていては貴重な余暇がもったいない。そこで、量子回路シミュレータを用いてQiskitを使った疑似量子計算を行う。今回はそのライブラリのひとつ、Qiskit-aer について紹介する。 Qiskit-aer のインスト…

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生命科学における量子計算アプローチ

今回は量子コンピュータが生命科学にどういう形でアプローチできるのか、最近(2022年)のレビューを通じて紹介したい。量子コンピュータに限らず、現在の動向を色々と抑えて書き留めたいと思う。 最近の計算生命科学(バイオインフォ)の動向 最近のバイオインフォマティクスの分野の発展は著しい。特にタンパク質の…

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