※今回はexe形式にするため、Windows上での動作確認のみを行います。また、GUIのAnacondaでのみ確認しています。Linux上でも(ほぼ)同様の手順で実行ファイルができます。
Pythonは3.7.3、pyinstallerは3.4
バイト先の会社で使うスクリプトをAnacondaで環境を整えて、Pythonで書いた。
しかし、Pythonは会社のPCには入っていないため、かといってITにそこまで詳しくない人にわざわざPython入れてもらうのも面倒くさい。そうだ、exeにして渡そう。と思い立った。
exe化……というより、Pythonコードを実行ファイルにするには”pyinstaller”というものを使えば良い。
Windowsの場合
Anacondaで環境構築をしているので、当然Windowsのcmdから直接pipでinstallしてもしかたがない。まず、スタートメニューを開き、Anaconda Promptを起動。(Anacondaと入力したら出てくる)
そこで
$ pip install pyinstaller
と入力。インストールが始まる。
インストールが終わったら
$ pyinstaller [実行ファイル化したい.pyファイル] --onefile
と入力。すると同ディレクトリに”dist”というディレクトリができる。その中に実行ファイルが入っているはずだ。
この “–onefile” オプションがついていると、ひとつのexeにまとめてくれるのでそれ単体で動作する。
Linux(Ubuntu)の場合
Anaconda prompt がAnacondaをGUIでインストールしていないので存在しない。
そのため、最初に
$ source activate base
と入力すれば、頭に(base)とつくので、そこからpip install~~~と続けていけば良い。環境をbase以外で作っている場合はそれに合わせてbaseを変えていく。
同様の手順で行うと
こんなのがdistディレクトリにできる。これが実行ファイル(emlはファイル名)
ちなみに、Windowsの実行ファイルはWindowsでしか作れない。
Linuxもまた然りである。