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卒業論文提出

ついに一年半の卒業研究の集大成、卒業論文を提出した。

長いようで短かったが、終盤の方はかなりしんどかった覚えがある。というか今もその反動で疲れて今日も昼寝してしまった。

この一年半を振り返ると、まず自分の下宿があるキャンパスから10km以上離れたところのキャンパスに通わなければならない、というところから始まった。実際通い始めるとこれがなかなかしんどく、当初は自転車通学をしていたもので、往復二時間の距離を毎日走っていたものだ。

しかしそれはそれで京都の町並みやいろいろな道を探索できたという点においてはたのしいものであった。途中から電車通学になったが、そっちは便利な半面自転車よりも時間がかかり、さらに観光地ということもありかなり厳しい通学であった。

研究に関しては、結局ポジティブな結果は出ないまま終わってしまった。世界でもあまり類を見ない高い技術を習得したが、あまりうまくそれを活かせた気がしない。生物を相手にしているのでその点はある程度仕方がないとは思うが。

結局昨年末になってその結果に焦りが生じ、かねてより設計してた進化シミュレーションをオブジェクト指向プログラミングを勉強会で取り扱ったことから、完成へと向けて一気に一ヶ月で突貫工事を行った。

シミュレーションの開発は結構難航したが、最終的には認められて一応卒論として出すことができた。シミュレーションは基本的にあまり好まない指導教官で、「なんだよ」とか思ったりもしたが、最後の最後、卒論を書き上げた時に「確かにこのシミュレーションで何かを示したってワケじゃないよな、可能性を提示しただけに過ぎない」と気付き、もう今後はこのような課題設定は避けねばならないと思ったものである。

ポスター発表と口頭発表を両方やる課程なのだが、ポスター発表はまあまあ盛況であったと言えるだろう。手法が独特でシミュレーションなんてやっている物好きなオタクは他にいないのもあって、まあまあ興味は持ってもらえたと思う。テーマとしては私は面白いと思っているので、嬉しい限りであった。

ただ学術的な観点から見ると他の「タンパク質の構造を決定しました」「どれそれの遺伝子をKOしたらなにがしが出たのでこれが病気の原因じゃないか~」みたいな研究に劣ってしまう。ただまあ、分野のベクトルが違うのでそうといえばそうなのかもしれないが、卒業研究優秀賞も欲しかったなあとぼんやりと思ったりもした(まだ発表されていないが投票権のないB3の学生が多く来ていたので厳しい気がしている)。

私の研究テーマはもう誰も引き継がない。私限りで終わる研究だ。

大学生活はもう残すところ卒業式だけだ。

これからは引っ越しの準備と、大学院に向けたサーベイを徐々に始めていかなければならない。

4年前を振り返ってみると、「こんなはずじゃなかった」感が半端ではない。もっと前途有望な青年になることを思い描いていたが、今の私はもうどの分野も中途半端、にっちもさっちもいかないどうしようもない人材に落ちぶれてしまっている。

そしてこれからの2年を、どう過ごすのかまだはっきりとわからないまま東京へ引っ越すのはなんだか本当にこれでいいのかという気持ちになる。とりあえずデータサイエンス系のアルバイトで雇ってもらえるらしいのでそこでお金を貯めつつ、勉強、研究の経験を積んでこれからの自分の進路を慎重に見極めていきたい。